私の仕事は、ウエディングプランナーとしてお客様の結婚式をプランニングすることです。結婚式のテーマや挙式スタイル、進行内容といった全体的なところから、衣装、ゲストのリストアップ、料理や引出物といった細かなところまで、約半年かけて決めていきます。今は結婚式の演出も多様化し、自分たちらしさにこだわる方も多いので、事前に何度もカウンセリングを行って、お二人に合った内容をご提案できるように努めています。結婚式は人生に一度の一大イベントです。費用がかかるといった点でも、責任の重い仕事です。しかしその分、無事に終えた時の達成感はとても大きいです。

パレスグランデールでは年に一回、結婚式を挙げたお客様に案内状を出して同窓会を開催しています。それ以外の時にもお子さんを連れて遊びにきてくれる方が多くいらっしゃいます。私は、結婚式だけではなく、その後のお二人の未来にも寄り添いたいと思っているので、このような関係が築けていることがとても嬉しいです。

もともと私は山形を離れて大学に進学した時、海外で働くのが夢でした。しかし祖父母が体調を崩したことを機に家族の大切さを見直すようになり、家族の近くで仕事をしたいと思うようになりました。同時に、生まれ育った自分の地域にもひとり暮らしをする高齢者が増えていることを知って、地方の現実を実感しました。大好きな山形が明るく元気になるにはどうしたらいいのだろう。そして着眼したのが結婚式場で働くことでした。結婚は家族のスタート地点です。家族になって地域とのつながりが増え、家族や周りの人たちと支え合いながら、また新たな家族が地域に増えていく。それが山形を元気にする一つの道なら、私はいい結婚式をたくさん作って、幸せの連鎖を広げたい。実際に働き始めて70組近くの結婚式を担当した今、その想いは明確なビジョンとなっています。

ブライダル事業で共に仕事をしているプランナー、衣装、挙式のアテンダー、会場、料理など、すべてのスタッフは、各セクションのプロフェッショナルです。常日頃からみんな結婚式のことを熱く考えていて、スタッフ全員仲が良いのも特徴です。それがお客様に伝わるのか「皆さん楽しそうですね」と言われることがよくあります。私が数ある結婚式場の中でジョインセレモニーを選んだのもその点でした。会社説明会の時、他社が会場や設備の良さを紹介する中で、ジョインセレモニーでは先輩たちから結婚式に対する想いや仕事のやりがいを直接聞くことができたのです。入社して４年目を迎え、任せられる仕事も増えた今、これからは自分のことだけでなく、視野を広げ、後輩たちの見本となるような先輩になっていきたいですね。