小島 重治
2002年入社
パレスグランデール営業部婚礼営業課課長
ウエディングプランナー
もともと私は自分のふるさとのために働きたいという気持ちが強かったのでUターン就職を決めていました。ただ私が就職活動をしていた頃は経済情勢が不安定な時だったので、将来的に安泰な業種に就こうかと迷いました。結果的に、やりがいや使命感を目指せる仕事に就こうとサービス業で就職活動をし、縁があって当社で働くことになりました。
以来、ウエディングプランナーとして900組近くの結婚式を担当させていただきました。人生においてお客様とじっくり対峙し、お客様にとって生涯忘れられない存在となったり、大金をお支払いいただいてなおかつ感謝していただいたりする仕事は、世の中にそうそうありません。普通の仕事の10倍やりがいがある、ドラマチックな仕事だと思っています。
リクルートブライダル総研が主催する全国のプランナーのコンテスト「グッドウエディングワード」で初代グランプリを獲得したそうですね。
初回の2011年に社内で呼びかけがあって、当社のプランナーはほぼ全員エントリーしました。最終審査で全国から選ばれた8名がプレゼンをし、グランプリが決まります。
私がその最終審査で発表した結婚式は、新婦様からの「披露宴の最後に亡くなった父に向けて手紙を読みたい」という要望に対し、叶えれば喜んでいただけるものを、「手紙を読まない方がお二人のためです」とあえて反対したものでした。それは、結婚式を機にお二人が新しい絆とともに未来への一歩を踏み出してほしいとの想いから。そうしたプランニングが、お客様の人生や家族、ゲストの気持ちにまで踏み込んだものとして、高く評価していただけたようです。
もうひとつ、私がいつも大事にしていることは、山形ならではの儀式文化を、結婚式を通して後世に伝えていくことです。儀式文化の存続は昔ながらの地域コミュニティの存続につながります。まだそれらが残る山形だからこそ大切にして、ふるさとの絆を未来へつないでいきたいと思っています。
パレスグランデールにはプランナーが14名、オワゾブルー山形には6名が在籍していて、私は営業課長としてその2店舗を行き来しながら管理職の仕事もしています。特に近年力を入れているのは、県が推進しているイクメンプロジェクトに自ら参加したり、男性スタッフに育児休暇を進めたり、残業で働くスタッフの赤ちゃんの寝かしつけをしたりと、若いスタッフが結婚・出産・子育てをしながら働ける環境を整えることです。こうした経験は人間性を成長させて、プランナーとしての幅を広げることにつながりますからね。後進プランナーが、男女を問わず人生の転機を迎えても仕事を続けられる環境を創ることは、この仕事に就いて16年の自分に課せられている課題だと思っています。
ブライダル業界はお客様を優先することが多いため、プライベートに割ける時間はあまり多くありません。土日も出勤する場合が多いと思います。でも、それ以上に得られるものの多い、充実した人生を送ることができる魅力的な仕事だと思っています。もし社会人になってそんな風に過ごしてみたいと思われるなら、全力で応援します。
コチラから、私がプロデュースしたウエディングレポートを
ご覧いただけます。
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