山口 大作

2001年入社

平安典礼エリア業務課課長

1級葬祭ディレクター

#1

この仕事に興味をもったきっかけや動機を教えてください。

「これまでの経験で、心の底から“ありがとう”と言ってもらった経験はありますか?」

これは、私がこの会社の面接で言われた言葉です。さらに「葬祭業は、家族から涙ながらに感謝の言葉をいただける仕事だ」という心に響く言葉をかけられ、私はこの仕事に就きたいと強く思うようになりました。

最愛の人が亡くなった異常事態に駆けつけ葬儀のあれこれを引き受けるなかで大切なのは、言われたことをやるだけではなく“言葉にならない気持ちにどれだけ気付けるか”ということ。例えば故人がお酒好きな方だったら、棺桶にそっとお酒を忍ばせてみる。そうすると、ご遺族の方が泣いて喜んでくれるんです。だからこそこの仕事は、ご遺族の気持ちに寄り添う“奉仕業”といえるかもしれません。日々、理想の奉仕業ができるよう努力をしている最中です。

#2

仕事のやりがいを感じた印象的なエピソードはありますか?

入社して4年が経った頃、私が新人のときに葬儀をお手伝いしたご家族から「あなたに担当してほしい」というご連絡をいただきました。当時は知識も経験も未熟だったので「なぜ私に?」と思いましたが、こんな答えが返ってきたんです。

「あの時の山口さんはきっと新人だろうなと思っていました。でも、一生懸命な姿が印象的で、またお願いするならこの人だと思ったんです」

そう言われた瞬間、ここまで仕事を続けてきたうれしさでいっぱいになりましたね。持ち前の一生懸命さを忘れずに、これからもお客様一人ひとりと向き合っていこうと心に決めた瞬間です。

#3

職場の雰囲気や職場環境について教えてください。

現場の緊張感が高い分、社内では明るい雰囲気づくりを心がけています。そのひとつが、自分が元気でいること。時々上司から「うるさい!」なんて言われることもありますが、「お疲れ様」と大きな声で迎えることで少しでもスタッフの気持ちを和ませられたらと思っています。これから入社するみなさんも、そんなふうに出迎えたいですね。

想定外のことが多く起こる葬儀の現場では、リーダーシップを取れる方が向いていると思います。リーダーシップといっても、自分だけの物差しで進路を決めるのではありません。たくさんの人の考えを聞き、受け入れて、その大きな可能性を信じてみてください。私もひとりの社会人として、そして若いみなさんには大人の先輩として頼られる存在になりたいと思います。

自分がしたいことや得意なことを明確にし、それを実践できる会社を見つけることを最優先に考えてよいのではないでしょうか。そのためには多くの情報を集め、たくさんの人の声を聞くことが大切だと思います。

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