板垣 美里
2011年入社
平安典礼エリア業務課
1級葬祭ディレクター
就職活動中は、地元企業への就職を第一希望に、主にブライダル関係の会社をまわりました。入社後は3ヶ月ほど新人研修でさまざまな部署を経験するのですが、その時に初めてフューネラル事業の仕事内容を知り、悲しみの中にいる方々の心に寄り添う仕事の方が自分に向いていると思いました。それで配属希望をブライダルからフューネラルに変えました。
フューネラル事業に配属となってからは、葬祭ディレクターとして、亡くなった方を病院やご自宅にお迎えに行って、ご家族の方々と打ち合わせをし、準備を整えて葬儀を終えるまでを担当しています。最初の頃はお客様の悲しみにのまれてしまうこともありましたが、指導係の先輩が独り立ちできるまでいつもそばでサポートしてくれたので、徐々につつがなく進められるようになりました。今現在は私が指導係として新人教育にあたっているので、その後輩を1人前に育てあげるのが今一番の目標です
葬祭業と聞くと年配の男性をイメージする方が多いのか、以前は打ち合わせに行くと驚かれることがよくありました。実際、当社も30名近くいる業務部で、女性は6名ほど。しかも若手であることがお客様を余計に不安にさせてしまっていたようです。そのため私は不安にさせないよう立ち居振る舞いから気をつけています。すると最後に「しっかりしていますね」と言われたりするので嬉しく思います。特に「担当してくれて良かった。また何かあった時はあなたにお願いします」と言っていただけた時は、この仕事をしてきてよかったと心から思いました。
仕事のやりがいや今後の目標について教えてください。
フューネラルは家族の最期の時に立ち会う仕事なので、精神的に厳しい時もありますが、思った以上にいろいろな人に出会えますし、思った以上にいろいろなご家庭があって、たくさんの気づきを得ることができます。
また葬儀社で働いているというと、ご遺体に関わるからか「すごいね」と言われることがよくあります。しかし亡くなった方だって、先ほどまで私たちと同じように生きていた方なので、私の中では抵抗がありません。その方を最期までちゃんと送ってさしあげたいという気持ちです。
とはいっても入社して7年が経ちますが、経験したことのない宗派や形式はまだまだあります。ご家族の方の要望も多様化し、複雑な家庭環境の方もいらっしゃいます。それでもすべてのお客様から「いいお葬式だった」と思っていただけるように、お客様が望む葬儀をオールラウンドにできる葬祭ディレクターに成長したいと思っています。
自分が今やりたいと思っている仕事が、自分に向いている仕事とは限りません。いろんな会社を見て、いろんな仕事を知って、自分がよいと思う会社を見つけてください。